嘘つきラビリンス

「――こんなのっ」


そこまで叫んで、また手で口を覆う。


「……ん……、スゥ――」


トーマは少しだけ眉間にシワを寄せたけど、向こう側に寝返りを打って寝続けた。

ほっ、良かった。

って、良くない!

確かに中綿っぼいし暖かいとは思うけど、これ全然ダメ! メッチャ身体痛くなるんじゃない!?

一日二日なら問題ないだろうけど――。


『取りあえず、3ヵ月』


3ヶ月もこれに寝泊まりするの?

確かに今は気候も良いけど3ヵ月もしたら季節は冬だ。

きっとこんなんじゃ寒いはず。