嘘つきラビリンス

ってか、本当にここに住むつもりなの?

自慢じゃないけどそれほど広い部屋じゃない。

リビングに寝室にキッチン、以上。

いや、待って私。

問題はそこじゃないよね?

落ち着いて、落ち着くのよ。

確かに、私は昨日男と別れてフリーだ。

だから、別に彼氏に気を遣う必要はない?

って、違――う!!

18の男の子と、同居って――!?

背筋に冷たいものを感じて身震いした。

共同生活って言葉に危うく騙されるところだった!


「や、やっぱり君がここにっていうのは」

「追い出されたら、僕、行くとこないの」

「はい?」

「昨日も話したけど、彼女に追い出されて、それからずっと男友達の家をグルグル回ってたんだけどもう限界でね?」


ソファに座る私の前に跪いて見上げる目はもう捨て犬みたいにウルウルだ。