部屋から出てリビングに向かうと
既にそこには紘夢がいた
紘夢の向かい側に座ると、朝食が運ばれてきた
朝食はフレンチトーストのようだ
久遠のシェフ特製の絶品フレンチトースト
「おいしい?」
「うん!すごいおいしい!」
「それはよかった」
私は基本洋食が好き
特にフレンチトーストは大好物
(あと、オムライス)
おいしい
どれだけでも食べられるかも、なんて本気で思う
「……ねえ」
さっきから私の方をガン見しながら食べていた紘夢が時計を見ながら言った
「そろそろ家出た方がいいんじゃない?」
「え?..............................あ、ホントだ」

