(そうだわ。こんなことよりも、早く青木さんにお礼のメールを送らなきゃ…)
お茶のおかげで少し落ちついたのか、今、何をすべきかということに私は気付いた。
とりあえず、ネックレスを箱に戻して、私は携帯の画面をみつめた。
『青木さん、先程、ムーンストーンのネックレスを受け取りました。
どうもありがとうございます。』
だけど、そこで私の指がぴたりと停まった。
これだけじゃ、あまりにも素っ気無い。
私も実際ものすごく嬉しい気持ちがあるのだから、素直にその気持ちを打てば良い。
そう考えて少し打っては、削除…
どうしても素直になれなくて、おかしなことを打ってしまったから。
そして、気を取り直してまた打ち直して……また削除する…
『青木さんのご迷惑にならないように、私もムーンストーンのパワーで早くいい人みつけないといけませんね』
恨みがましい、不快な文面だ。
こんなの送れない…
結局、長い時間悩んで、何度も打ち直した果てに私が送った内容は…
『素敵なネックレスをどうもありがとうございました。
大切にします。』
ただ、それだけの短い文章だった。
お茶のおかげで少し落ちついたのか、今、何をすべきかということに私は気付いた。
とりあえず、ネックレスを箱に戻して、私は携帯の画面をみつめた。
『青木さん、先程、ムーンストーンのネックレスを受け取りました。
どうもありがとうございます。』
だけど、そこで私の指がぴたりと停まった。
これだけじゃ、あまりにも素っ気無い。
私も実際ものすごく嬉しい気持ちがあるのだから、素直にその気持ちを打てば良い。
そう考えて少し打っては、削除…
どうしても素直になれなくて、おかしなことを打ってしまったから。
そして、気を取り直してまた打ち直して……また削除する…
『青木さんのご迷惑にならないように、私もムーンストーンのパワーで早くいい人みつけないといけませんね』
恨みがましい、不快な文面だ。
こんなの送れない…
結局、長い時間悩んで、何度も打ち直した果てに私が送った内容は…
『素敵なネックレスをどうもありがとうございました。
大切にします。』
ただ、それだけの短い文章だった。



