その次の日、知らない人から青木さん宛に現金書留が届いた。
かなり分厚い。
「あっ!」
青木さんは、その名前に見覚えがあるみたいだ。
『高坂隆二』さん。一体、どなたなんだろう?
「……50万も入ってる。」
「え!?そんなに?
一体、どういう方なんですか?」
「俺の実の父親だよ。」
「えっ!?」
「多分、シュウが連絡してくれたんだろう。」
そうだ。
確か、お義父さんは青木さんの実父ではない。
青木さんはお義母さんがまだ若い頃に出来た子供で、旦那様とは離婚されたと聞いている。
その旦那様…つまりは、青木さんの本当のお父様なんだわ。
「そういえばまだ話してませんでしたよね。」
「え?は、はい。」
青木さんは、高坂隆二さんのことを話して下さった。
その人が、シュウさんをホストの道に誘ったお師匠さんであることも。
「昔はずっと、高坂のことを憎んでいました。
だけど、大人になり、高坂に会ったら、そんな気持ちは一瞬で吹き飛びました。
僕は、高坂に愛されていたこともわかりましたし、気持ちが満たされました。
だけど、それで気が済んだのか、連絡を取ることも忘れてた。
孫の顔がみたいと書いてありましたが、良いでしょうか?」
「もちろんです。
私もお義父さんにお会いしたいです。」
それは嘘ではなかった。
私にはまたさらに家族が増えるのかと思ったら、本当に嬉しい気持ちだった。
かなり分厚い。
「あっ!」
青木さんは、その名前に見覚えがあるみたいだ。
『高坂隆二』さん。一体、どなたなんだろう?
「……50万も入ってる。」
「え!?そんなに?
一体、どういう方なんですか?」
「俺の実の父親だよ。」
「えっ!?」
「多分、シュウが連絡してくれたんだろう。」
そうだ。
確か、お義父さんは青木さんの実父ではない。
青木さんはお義母さんがまだ若い頃に出来た子供で、旦那様とは離婚されたと聞いている。
その旦那様…つまりは、青木さんの本当のお父様なんだわ。
「そういえばまだ話してませんでしたよね。」
「え?は、はい。」
青木さんは、高坂隆二さんのことを話して下さった。
その人が、シュウさんをホストの道に誘ったお師匠さんであることも。
「昔はずっと、高坂のことを憎んでいました。
だけど、大人になり、高坂に会ったら、そんな気持ちは一瞬で吹き飛びました。
僕は、高坂に愛されていたこともわかりましたし、気持ちが満たされました。
だけど、それで気が済んだのか、連絡を取ることも忘れてた。
孫の顔がみたいと書いてありましたが、良いでしょうか?」
「もちろんです。
私もお義父さんにお会いしたいです。」
それは嘘ではなかった。
私にはまたさらに家族が増えるのかと思ったら、本当に嬉しい気持ちだった。



