(なんてことだ。
シュウと美幸の付き合いが偽装だったとは…)
まぁ、確かにそのおかげで、タカミーは諦めたわけだけど…
(一体、どうしたものか……)
俺は、さっきの美幸の話を思い出していた。
『兄さんと野々村さんが付き合うことになったって言ったらどうかって、シュウさんが…』
いやいや、どう考えてもそれは気まずい。
俺は、野々村さんの告白から逃げた。
聞かなかったことにする、だなんて言って。
どうしてだろう?
俺は、なぜあんなことを言ってしまったんだろう…
野々村さんが相手なら、真面目に考えても良いはずだ。
なのに、なぜそうしない?
それは、野々村さんがファミリーみたいなものだからだ。
恋愛対象としては……
(……あ)
俺は、その時、唐突に気付いた。
今まで、ファミリーだなんて思った女性がいなかったことを…
何人もの女性と付き合った。
だけど、結婚に至らなかったのは、誰一人として、家族になるということがイメージ出来なかったからだ。
なのに、野々村さんのことはファミリーだと思っている…
その事実に、俺は激しく困惑した。
もしかしたら、俺は、本当に野々村さんのことが好きなのか!?
シュウと美幸の付き合いが偽装だったとは…)
まぁ、確かにそのおかげで、タカミーは諦めたわけだけど…
(一体、どうしたものか……)
俺は、さっきの美幸の話を思い出していた。
『兄さんと野々村さんが付き合うことになったって言ったらどうかって、シュウさんが…』
いやいや、どう考えてもそれは気まずい。
俺は、野々村さんの告白から逃げた。
聞かなかったことにする、だなんて言って。
どうしてだろう?
俺は、なぜあんなことを言ってしまったんだろう…
野々村さんが相手なら、真面目に考えても良いはずだ。
なのに、なぜそうしない?
それは、野々村さんがファミリーみたいなものだからだ。
恋愛対象としては……
(……あ)
俺は、その時、唐突に気付いた。
今まで、ファミリーだなんて思った女性がいなかったことを…
何人もの女性と付き合った。
だけど、結婚に至らなかったのは、誰一人として、家族になるということがイメージ出来なかったからだ。
なのに、野々村さんのことはファミリーだと思っている…
その事実に、俺は激しく困惑した。
もしかしたら、俺は、本当に野々村さんのことが好きなのか!?



