「ところで、どこに行くんですか?」
「海外…と言いたいところじゃが、わしもそれほどまとまった休みは取れそうにないし、シュウも店があるからのう。」
「……そうですよね。」
言われてみれば、俺だってそんなに長い休みが取れるはずがない。
社会人なら誰だってそうだろう。
「国内でも良いところはありますよ。
やっぱり、日程はゴールデンウィークあたりになりますか?」
「でも、今からじゃ、もう宿が取れないんじゃないですか?」
「そのことならなんとかする。
わしも、それなりに人脈はある方じゃからな。」
「じゃあ、出来るだけ早く日程と行き先を決めましょう。」
「そうじゃな、そうしよう!」
とりあえず、帰りに旅行代理店に寄って、パンフレットを集めてみよう。
旅行に行くと聞いただけで、意外な程、俺は浮かれていた。
まるで、遠足を楽しみにしている小学生みたいだ。
今回の旅行は、楽しむためのものじゃない。
あくまでも、シュウと美幸のためのものだ。
(だけど……)
楽しんではいけないってこともないはずだ。
そう思うと、俺の胸はさらに弾んだ。
「海外…と言いたいところじゃが、わしもそれほどまとまった休みは取れそうにないし、シュウも店があるからのう。」
「……そうですよね。」
言われてみれば、俺だってそんなに長い休みが取れるはずがない。
社会人なら誰だってそうだろう。
「国内でも良いところはありますよ。
やっぱり、日程はゴールデンウィークあたりになりますか?」
「でも、今からじゃ、もう宿が取れないんじゃないですか?」
「そのことならなんとかする。
わしも、それなりに人脈はある方じゃからな。」
「じゃあ、出来るだけ早く日程と行き先を決めましょう。」
「そうじゃな、そうしよう!」
とりあえず、帰りに旅行代理店に寄って、パンフレットを集めてみよう。
旅行に行くと聞いただけで、意外な程、俺は浮かれていた。
まるで、遠足を楽しみにしている小学生みたいだ。
今回の旅行は、楽しむためのものじゃない。
あくまでも、シュウと美幸のためのものだ。
(だけど……)
楽しんではいけないってこともないはずだ。
そう思うと、俺の胸はさらに弾んだ。



