「今日のひかりはものすごく可愛いじゃろ!?」
(え……!?)
「本当…びっくりしたよ!
すぐにはひかりちゃんだってわからなかった。」
そう言いながら、純平君は私の顔をじっとみつめたまま目を離さない。
な、なんですと…!?
それじゃあ、私の顔を忘れてたってわけじゃなくて……
前の私とは別人みたいに可愛くなってるってこと?
恥ずかしさと嬉しさで、どんどん顔が熱くなる。
いくらなんでも、それは大袈裟だよ。
そりゃあ、今日はメイクもタカミーさんにやってもらったし、髪型だってタカミーさんにやってもらったし、服も靴も新調したけど……ほ、本当にそんなに変わってるの…!?
「こっちは誰だかわかるかな?」
おじいさんのその言葉で、純平君はやっと私の顔から目を逸らした。
「え……?
……ま、まさか、美咲さん?」
「当たりじゃ。
二人共、別嬪さんじゃろ!?」
純平君は目を丸くして野々村さんをみつめてた。
そういえば、確かに野々村さんは別人だ。
兄さん達も、この前は野々村さんを見てすごく驚いてた。
じゃあ、私もあのくらい変わってるってこと?
もちろん、出来としては野々村さんには敵わないけど、あんなに変わってるのかなぁ??
(だとしたら、私、すごいじゃん!)
あぁ…なんだか嬉しい。
とても良い気分。
綺麗になるって、こんなに気持ち良いことだったんだ。
「じゃあ、行こうか。」
「え…?」
ふと見ると、笑みを浮かべた純平君が手を差し出してる。
ま、ま、まさか、それは手を繋ぐってことですか!?
そ、そんなこっぱずかしいこと……
だ、だって、男子と手を繋いだのって、た、確か、中学の時のフォークソングが最後で……だから、もうかれこれ十年は経ってて……照れるってーーの!
で、でも、純平君は待ってるわけだし、早く私も手を……
「そうじゃのう、行こう、行こう。」
私と繋ぐはずだった純平君の手に、おじいさんの皺だらけの手が重なった。
純平君もちょっと驚いたような顔をしながらも、そのままおじいさんと手を繋いで歩き出す。
振り返ったその顔は、困ったような顔してて……
そりゃそうだ。
後ろから見てても、おじいさんと手を繋いで歩く純平君は変だもの。
おじいさんは冗談のつもりなんだろうけど、あぁ、せっかくのチャンスを不意にしてしまったよ……
中学以来の男子の手……あぁぁぁ……
(え……!?)
「本当…びっくりしたよ!
すぐにはひかりちゃんだってわからなかった。」
そう言いながら、純平君は私の顔をじっとみつめたまま目を離さない。
な、なんですと…!?
それじゃあ、私の顔を忘れてたってわけじゃなくて……
前の私とは別人みたいに可愛くなってるってこと?
恥ずかしさと嬉しさで、どんどん顔が熱くなる。
いくらなんでも、それは大袈裟だよ。
そりゃあ、今日はメイクもタカミーさんにやってもらったし、髪型だってタカミーさんにやってもらったし、服も靴も新調したけど……ほ、本当にそんなに変わってるの…!?
「こっちは誰だかわかるかな?」
おじいさんのその言葉で、純平君はやっと私の顔から目を逸らした。
「え……?
……ま、まさか、美咲さん?」
「当たりじゃ。
二人共、別嬪さんじゃろ!?」
純平君は目を丸くして野々村さんをみつめてた。
そういえば、確かに野々村さんは別人だ。
兄さん達も、この前は野々村さんを見てすごく驚いてた。
じゃあ、私もあのくらい変わってるってこと?
もちろん、出来としては野々村さんには敵わないけど、あんなに変わってるのかなぁ??
(だとしたら、私、すごいじゃん!)
あぁ…なんだか嬉しい。
とても良い気分。
綺麗になるって、こんなに気持ち良いことだったんだ。
「じゃあ、行こうか。」
「え…?」
ふと見ると、笑みを浮かべた純平君が手を差し出してる。
ま、ま、まさか、それは手を繋ぐってことですか!?
そ、そんなこっぱずかしいこと……
だ、だって、男子と手を繋いだのって、た、確か、中学の時のフォークソングが最後で……だから、もうかれこれ十年は経ってて……照れるってーーの!
で、でも、純平君は待ってるわけだし、早く私も手を……
「そうじゃのう、行こう、行こう。」
私と繋ぐはずだった純平君の手に、おじいさんの皺だらけの手が重なった。
純平君もちょっと驚いたような顔をしながらも、そのままおじいさんと手を繋いで歩き出す。
振り返ったその顔は、困ったような顔してて……
そりゃそうだ。
後ろから見てても、おじいさんと手を繋いで歩く純平君は変だもの。
おじいさんは冗談のつもりなんだろうけど、あぁ、せっかくのチャンスを不意にしてしまったよ……
中学以来の男子の手……あぁぁぁ……



