私の兄は、パーフェクト王子!?~妹の苦悩~


「…ふ~ん。それならいいけど…」

「もう寝るの?
おやすみなさい」

「おやすみ…あ、そう言えば…お前」

「……何?」
首を傾げる瑠奈。

「…何かおかしな事があったらすぐに俺に言えよ?」

おかしな事…?
どう言う意味かしら?

「分かったわ」
意味が分からなかったけど、そう返事をすると行ってしまった。

「お兄ちゃん…?」

結局分からないまま私は、八乙女先生とお茶をする事になった。

「一緒にお茶が出来て嬉しいです!」
嬉しそうに微笑む八乙女先生。

やっぱり爽やかでカッコイイと思う。
優しいし…でも

「あの…気になる事ってなんですか?」その事が気になってしまう。