私の兄は、パーフェクト王子!?~妹の苦悩~


!!

「何だ…それは?」
睨みつけながら言う蘭。

「嫌よ!私に冷たい人には、教えないわ。まぁ、あなたの妹さんに関わる事だけど…」
クスクス笑いながら言う。

「…お前…何を考えてる!?」

「勘違いしないで…私は、教えに来ただけ。むしろ感謝して貰いたいぐらいよ!でも、止めたわ」

「教えろ!!」
慌てたように言う蘭。

「フフッ…私の頼みを聞いてくれたらいいわよ?安い交渉よね」

「……。」

何の交渉をしたか私は、知らなかった。

そんな私は、複雑な思いをしながらも八乙女先生とメールをしていた。

八乙女先生は、意外と謙虚で控え目だと思っていたがマメな人。
便乗にメールが来る。