私の兄は、パーフェクト王子!?~妹の苦悩~


八乙女先生は、安心したように笑顔を見せる。

これって…そう言う意味なのかしら?
えぇっ!?

「じゃあ、番号を…教えますね。えっと…」

「あ、はい」
慌ててスマホを取り出す瑠奈。

そして、連絡先を交換し合う。
「これで良し。
メールも後でしますね!」

「はい。ありがとうございます」
思わずお礼を言うとニコッと微笑まれる。

どうしょう…嬉し過ぎる。
連絡先交換しちゃった。

教室に行くと美希にニヤニヤしながら聞かれる。
「どうだった?告白だったの?」

「…連絡先交換しちゃった」
真っ赤になりながら答える瑠奈。

「マジで!?
えっ…これって、告白も一緒よね?」

「…なのかなぁ~?」