どうしょ…う。

こんなつもりじゃ無かった…私は、ただ十一文寺君と水族館に行きたかっただけなのに

「……。」
また涙が溢れてくる。

立ち尽くしてると
「瑠奈!!」

私の名を呼ぶ声が聞こえてきた。

えっ…?

振り向くと十一文寺君とお兄ちゃんだった。

「十一文寺君…お兄ちゃん」

そう言った瞬間
私を抱き締めてくる十一文寺君。

!!

「良かった…見つかって」
そう言いギュッと強く抱き締められる。