後から美希がこっそり私に
「十一文寺君って…あれは、瑠奈姫が好きなんじゃない?」
そう言ってきた。
「…えっ?」
十一文寺君が…私を?
考えてみるが、そんな事は、ありえない。
「え~まさか?そんな風には、見えないけど…?」
だが美希は、
「いや、間違いないわよ!
だって明らかに瑠奈姫と居る時の態度が他の人と違うし…何より顔が赤いわ」
言い切って言ってきた。
まさか…
だって、兄のライバル宣言までして兄を追いかけ回したのよ?
その妹である私を…好きになってくれるとは、思えない。
「やっぱり無い、無い。一緒にライバル視して来るならあるでしょうけど…」
アハハッと笑う。
「まぁ、とにかくあんまり十一文寺君に関わらない事ね?
好意が無いならなおさら」



