そして、担当の先輩に教えて貰いながらバイトを始める事になった。

「美希ごめんね。
バイト一緒にやらせる事になって」

「別にいいわよ。
面白そうだし、猫好きだもの」
そう笑って許してくれる。

美希のママの実家もお金持ちだ。
だからバイトしなくてもいいんだけど

私のために一緒にバイトしてくれた。
本当にいい親友だ。

「とにかく、まずバイトを頑張りましょ?」

「うん」

だが、世間は甘くない。

「高遠寺さん
オーダーの品は、そっちのお客様じゃないわよ!?」

「えっ?」

また、
ガッシャン!!