「まぁ、色々見ていたら分かるよ!」
「あ、皐月さん」
瑠奈が現れる。
「今、少し話しをしていてね。知り合い?」
「はい。どう?
少しは、理解出来たかしら?」
十一文寺君に訊ねてみる。
「…まだ良く分からない」
そうか…まぁ、今日の今日で分かるもんじゃないか
「もっと色々見てみるといいわよ!見るのも面白いから」
私も色々経験してバイトの楽しさを知ったし
「…フン」
ぶっきらぼうに返事をする十一文寺君。
バイトが終わるまで帰らずに居てくれた。少しは、考え直してくれたかしら?
「ねぇ、今夜
家でご飯を食べて行かない?」



