そしてその日。 この間のデート以降も 何度か一緒にデートした。 今日はどこに行くんだろう。 「セイラ!」 「あっ祐也!」 「ほら、行くよ!」 そう言って祐也は私の腕を引いた。 「え、待って、行くってどこに?」 「いいから。」 祐也は振り返ることなく 前へ、前へと急ぎ足で進んだ。