「愛!頑張ってね〜」


小さめの身長の妃が私に手を振る



「どうしてそんなに笑顔なの!?」

そう、満面の笑みで。



「妃はこれから彼氏とイチャイチャするんだもんね?」


隣で静が妃の頭をポンッとする



「うん、まぁねっ♡♡」

妃は可愛すぎる笑顔で私と静に微笑む



静、芹沢静(せりざわしずか)は

可愛すぎるモデル並みの女の子。


細くてスタイル良くて、顔なんてもろモデル!!

ファッションもオシャレで

文句なしの美少女。


妃、夜風妃(よかぜきさき)は

彼氏持ちのめっちゃ可愛い妹タイプの女の子。

静と同じくらい可愛い、たれ目の癒し系。


言う時は言う、隠れ姉タイプ。



2人はまさに親友と言う奴で

美少女×2なのです。





そして、そんな妃の双子の兄....




「橘も居残りかよ〜俺ら菓子食うからチクるなよ。」


「まじでっ!くれるなら言わないよ♡」


「げ、まじかよ」

こいつ、


夜風聖(よかぜせい)


普通にかっこいい。のレベル


妃よりも私と付き合いが長い


すごく優しい、男友達って言う奴



「聖〜!俺、亮と買ってくるから!」

「ほら、速くしろ 行くぞ、龍」



この二人は


「げ、橘」

「げ、ってなんですかぁ?龍くん」


「女なら居残りすんなよ〜だっさ」


龍。水無月龍は

最近、この塾に入ってきたばかりの新入生。


いわゆるバカ。

だけど普通にイケメン。


イケメンなんだけど....


タイプじゃないんだなぁ。



「げ、橘。」


「お前ら揃ってげーげーやめよう」


「男3人にしてくれよ〜ったく。」



こいつは武内亮。


おにぎりみたいなやつてかチビです。

私が言えませんが....チビなんです。


「どいつもこいつも人の存在うざがりやがって( ^ω^)」


「そーいえば橘、これ菓子やるよ」

龍が ん。とグミを出してくれた



「あらありがと♡♡」

「うわ、調子いい奴」

「亮黙れ」


口に甘い味が広がる


そして、一つのフラグがたった



「龍、彼女いないの?」



「いねーけど....なんで?」



「高橋雷って知ってる!?」


ゴホッ


「ぎゃ、亮汚い!コーラ吹くなよ!!」


ゴホッゴホッ


亮がいきなり飲んでいたコーラを吹いた


「な、んで....ゴホッ高橋のこと....ゴホッゴホッ」


「え??いや....事情がありまして....」


龍ならかっこいいし、雷にお似合いかなって....



「知ってるよ俺 高橋雷」


「まじでっっ!!!」

私が飛びつくと


「今日自己紹介したし」


龍が長いまつげを揺らして笑う


「自己紹介!?もうそんな!?」


「すごい、タイプなんだけど顔とかとかとか。」



何このフラグの早さ



「あのねっっっ!だったら、雷と付き....」


「それは、むーり」


「な、んでっっ!?!?」


龍は私の後ろの亮を指さして



「亮が高橋のこと好きだから」