笑ってくれた 名前を読んでくれた それだけで嬉しい。すごく。 「空....あの、さ....私っ」 「ごめん、俺」 フワッ 髪の毛が揺れる彼の 「俺さ、橘に伝えたい事がある」 ドクンッ 「え?」 ドクンッ 「....高橋のこと」 「雷....っつ....?」 フラッシュバックする 部活説明会のとき 空が雷に向けてた笑顔 高橋っ!って呼ぶ声 ドクンッ