「なんかごめんイキナリ」

隣にはなぜか笑ちゃんじゃなくて、

信がいる



「いいよ、平気、だけど


話って…」


「いや、特にないんだけど…」


じゃあなんで!?


「その、…顔赤くなってたから


赤面症」



…もしかして、

それであの場を離れようとしてくれた、とか


ドキン


「な、なんかありがとう///」

「別に…///」


そんな思わせぶりな態度されたら、






「り、りんご飴買ってくる」

「俺、おごるよ」


「なんで!?い、いいよ!」

信は少し頭をかいて



「いつものお礼だし。

300円じゃ安い、けど」


「安い…いつものお礼300円」



「だよな。思った」

「信、面白いね本当、ハハッ」


私が笑うと


「湯山さぁ、」


「ん、なに?」


「笑ってた方が俺、好きだよ」



ドーンッ

パラパラ


え、?

信の言葉と被るように花火が上がった



「信ー、いま、そのっ/////」

私が言おうとすると




ドーンッ


2発目の花火と同時に、唇に衝撃が走った



「し、信ー…っ?!/////」


「~っ、/////ごめん!!!!


り、りんご飴買ってくる」


タタタタタタッ



ドーンッ



花火は相変わらず打ち上がる



なに、



な…



!?