「ゆ、湯山っ、!」


「し、信っ」

そこにはまだ汗が収まりきっていない、信の姿が


ドキ

「な、何か、あった?」

「顔、洗いにきただけ」


「そ、そっか!///」


顔赤い、もう赤面症〜〜〜。


「ーはぁぁぁっ、」

た、ため息!?(゚ロ゚)


「わ、私!?ごめん!」

「いや!ちげー、よ


お前のせい、だけど

嫌とかそういうんじゃなくて!!!」


手をあたふたさせて全否定?する信


「緊張、してて」

ドキン



う、わ


緊張?

なにそれ、期待しちゃう


サァァァァァッ


私のいつも以上に赤くなった頬を隠すように結んでいた一つ結びがほどけた。

髪の毛が顔にかかって、ゴムが地面に落ちた



「…髪の毛食ってる」

スッ


密かに彼の、髪の毛を掴んだ指が

私の頬にふれて



ドキン

ドキン


触れていた、のが


今度は確実になって


手のひらが頬にふれた


ドキン ドキン



「し、信」

「…」



この世界に2人しかいないみたいな感覚


鼓動が早くなる


ドキン

ドキン



雰囲気に飲まれて目をつぶった、私



大きくてゴツゴツしてる彼の手から

かすかに鼓動が伝わってきた








「湯山、…












やっぱ無理!!!/////////」


パチッ


目を開けたら真っ赤な顔の信が手を顔に当てて慌ててた


「何してんだよ俺、うわ、はず…///」

ドキ


「わ、私こそ…//////」


「期待とかするからやめろ、ほんと」





なにこの感覚



「それって、どう言う意味?…

私のこと、どう思ってるの?」





お願い、



好きって、答えて。



期待しちゃってるのは

私の事がー好きだから?


「ー答えられない」

ズキ




「ごめん、俺行くわ」





ドキンドキンうるさいよ、



心 臓