「....似合う」


「....そんなにジロジロ見ないで下さい」

「ショートもいいな、雪」



隣にいるのは豪


たったいま美容院で髪を整えてもらった私、糸乃雪


「お金ー」

「バカ、いいよ」


結構高いのに....

身長低いくせに....。



そう、今日は休日

そして私が



豪に返事ー告白の

を伝える日


「今日さ、わっちゃん

呼んでんだよ」

「へっ....!?」


「だって一応まだ彼氏だろ」


まだって....


「そうだけど....


私も、呼んでるのに」

「え?まじかよ。


まぁ、海辺に呼んであるから行こ」


「うん....!」




ザァァァッ

波の音がすごい響く


もう、夏だなぁ....


「なんか、....緊張するわ」



豪がつぶやく


「私も」


なんでだろ


答えはー決まってるのに




「2人とも、お待たせ」

ザァァァッ



「わっちゃん」
「航」




なんか、懐かしい匂いがした