はぁ....。

好きなのかな。私。


合宿中はそればっか考えてたの


「マネージャー」

そう言って私を呼ぶ彼の顔ばっか浮かんで


でも、名前でも呼んでほしいよ
苗字でもいいから、

山崎〜って。


あぁ....
でも告白とかするキャラじゃないしなぁ....


どうしよよよよよ。


「わ、私も
堀江って呼ぶの卒業すべきかな....。

あーも、すき。」

優、って?


ボボッ

「うわぁぁ....///顔熱っ」

絶対に無理無理




「笑ちゃん、好きなんだァ堀江」


「へ?....ぎゃぁぁぁぁぁぁっ」

後ろに、

ゆきちゃんがいたことに全く気付いてなくて


「面白すぎて耐えてるの大変だったんだよ....クククッ」

ゆきちゃんは大爆笑



「〜っ....///早く言ってよ!?」


恥ずかしい(><)

「でもそれ、恋に間違いないでしょ」

「〜っ....」


「大丈夫大丈夫、私意外と口硬いよ?」

「そうだと嬉しい....けど


ほんと、どうしよう」


またもやため息がでた


「会いにいくのが1番だよ?いこ!」


ギュッ

手を掴まれて、走り出す部室に



「わ、雪ちゃん、はやっ」

そのとき、雪ちゃんが被っていた


フードが落ちた




その中はまだ整えられてない髪の毛、


焼け落ちた髪の毛があった



ーもしかして、音楽室で、一人で....



目が腫れてるのも、うなずけた


それなのに私、なに独り言呟いてんの



「堀江いる〜??」

「あ、はいっ....」



わーわーわー


「笑ちゃんが、用事あるって☆」

「特に私は〜」
「え?何言ってんの....」


雪ちゃん。目が恐ろしい。


「何を話せば。」

「ふつーにふつーに!」


ばんっと背中を押された


「あれ、マネージャー。また怪我でもしたんですか?」

堀江はニコッとした


「怪我じゃなくて、....


私の事、名前で呼んで....みませんか」


だめだ私、恋愛初心者


「何ですか、いきなり....」

「なんでもないの!ごめんね?!」



「ええっ待ってくださいよ!!」

パシュッ


手を掴まれる



「笑、って呼べばいい....?」





「ふぇ....」

「あの、意外と恥ずかしいんですよ...///


名前呼び」


突然過ぎて恥ずかしい


「あ、ありがとう〜っっ///」

「突然なんなんですか、全く」


ドキドキ


「私も、優って、読んで、いい?」


「どうぞ」

ドキドキ


ああもうすごいしあわせ




「そう言えば高橋さん元気ですか?」


「ええ?らっちゃん?」

「はい、合宿中は会ってなくて」


モヤモヤ

「仲いいんだねっ」

「はい、まぁ....」



なんか、お腹がモヤモヤする


らっちゃんだよ!うん!

ただお腹が痛いだけだよ。



「あの人には、色々感謝してるんで」


「そ、そっか?」


なんか、嫌



自分が