隣の、卓球部の部屋をノックした


コンコンッ

「あれ....誰も応答ナシなんだけど」

私が言うと、


「このドア薄そうだし、開きそうじゃない?」

虹ちゃんが軽く押してみると


ギィィィッ

「え?」


ドッターンッッ


もっと硬いと思ったドアが、押しただけで開いてしまって、

虹ちゃんに寄りかかっていたみんなが


転んだ


下敷きは私。上に四人はキツイ....。


「お、景品様とーじょー」


真っ先に目が合ったのは

上野遥。な、なんで。


「景品様っていうのやめて?」

雷はムッとしながら言って、立ち上がる


「じゃ、揃った事だしはじめよっか」


二宮が、ニコッとした


うわ。その笑顔やばい。


大関が話し出した

「メンバーは、

大体ココにいるみんなな。

サッカー部teamは
俺と、にの、龍、遥じゃん?

卓球部teamは
亮に、彪、明、蓮、豪....って

豪いなくね?」

「豪君はジュース買いに行ってる!

てか帰ってきてもうるさい。って出てくと思うぜ」

市川彪が、つぶやいた


「じゃ、4対4だな( ´ ▽ ` )

空、は、やるの?」

大関が空に話をふる



「あ〜俺もやろっかな。

急きょ、コイツも来てくれた事だし!」


空の隣には、上半身ばっか長い....。

「柳っ!?」


私が言うと

「くそばな 久しぶり!だな」


にやっと笑う、柳。

戸宮柳は、幼なじみ。


とにかくデカイ野郎。

そしてー



「道....」

私の肩に手を置いて後ずさる、道。

「ごめ。愛....」

「大丈夫、....。

落ち着くまでこうしてていいよ?」

「ありがと....。」


柳と道は

付き合ってた。過去型。


少し、空気が濁ったとき


「ま、俺と柳でバスケ部エントリーな!」

「2人でいいのかよ?」


龍がストレッチしながら言うと、


「もちろん、いいよ」

ヒソッ
「「キスしといて....結果参加かよ」」

お互いは気付いてないけど、

たけ と龍の言葉がハモる


やっぱ、まだ、好きなんじゃん?

龍。


「じゃ、先に全員が倒れたteamが負けな。

倒れた奴は個人的に罰ゲームってことで?」

市川彪が、トンッと冷蔵庫をノックしながらいう


「罰ゲームって....」

虹ちゃんがひょいっと顔を出す


「罰ゲームは、

こん中に俺が入れてある

クソまず茶を一気飲み!


3本あるから、最初の3人だけ罰ゲームな?」

市川彪は得意げに笑うけど


こわぁぁぁ。


「ね!私も参加したいです!」

せっかく来たんだし、って私が言ったら



「あ、私も!」

虹ちゃんがのってくれて、


「そうだね、楽しそうっ!」

ここちゃんものってくれて。

「私も!やります!」

道も。


「わ、私もやりたいっ」

「高橋さんはダメっしょ?

景品様ですから」


上野遥がにやっとする。

「〜わかりました。見物しますよ。」

雷は、ぶすーっとイスに座った



「んじゃ、マネ部も参加で

残ったteamには、約束通り

高橋さんと夜を過ごせる券なっ!」


「負けねぇ....」

メラメラメラしてるのは、

はちまきまで巻いちゃってる

たけ。


「俺も勝つ気マンマン」

龍は、なんだかんだ楽しそうだし。



「私達も、楽しも!」

高橋雷は渡さないっ!

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