事故?事故?


「忘れてますか?やっぱり」


事故チューのこと、ですか?

唇に少し、感覚が戻る


「ノーカウント、って」


「本気にしたんですか?」


「だってー....」


「ノーカウントなら、

こんな、優しくしませんよ」

ドキンッ


「優しく、って....」


フワァッ

「秘密です」

髪の毛を触られる


優しすぎる笑顔にドキドキしちゃうよ。




「俺、ガーベラ好きなんです」




「ガーベラ?なんでいきなり....」

「やっぱ鈍感ですね....。」


ど、鈍感?!



「ガーベラが似合う女子も好きなんです」


ますます、はてな


「そーゆー、マネージャーも面白くて好きです」

ドキンッ


「は、はい....///」



ガーベラの着物の彼女の頬が赤く、染まった