「とにかくやろ!

こんなのゴホッ、すぐおわゴホッゴホッ

うえ〜くっさ!!!」


雷....


「雷ちゃん、頑張ろう!

どんなに汚くてくさくても....ゴホゴホッゴホゴホッ

うっ....めまいが。」


雪....。



「や、やろうっ!!!!」





ホコリを掃除機で吸いまくりながら


マスクと白衣を装着し






頑張っていると、


ポロ到着



「な、なにして....ゴホゴホッゴホゴホッゴホゴホッ」


ポロは足に包帯を巻いていて

入ってきた



「ポロ、急いであと3時間でこの部屋をピッカピカにするのよ....」


「う、嘘でショ」

雷のマジな目



「早くっゴホゴホッ」


雪は言葉と同時に白衣とマスクを投げた







ここからが本番っっっ!!!






ー3時間後ー


キラキラキラキラ


「終わったァァァっっ!」


ホコリ1つない綺麗な床、天井

洗濯物も500コ以上あるのを一つずつ手洗いして干して、アイロンかけてたたんで。


「うぇーっい!」

パンッ


4人でハイタッチしてると、

ちょうどカチッと

時間になった



「あっちのみんなは終わったかなー?」


雪がドアを開けると、


ムワァァァッとホコリ、ではなく


消毒液の匂いがした



ガチャッ


「お、終わった....よ....」

虹ちゃんがフラフラしながら出てきた




「虹ちゃん!?ど、どうしたの!?」


私が聞くと、


「入ったら100人以上の子どもがいて。


あと、病院の委員長さん。

昨日運動会で、怪我した子どもたちの

生傷を、私達5人が委員長の指導で看病手当。」



ガチャッ


続いて道とここちゃんと嵐、霞ちゃんが出てきて


「消毒液の嗅ぎすぎで、鼻がおかしい....」



明日はこれをやるんだと思ったら、背筋がブルブルした


病院の委員長さんから聞いた話によると、料理というのは旅館で、料理の手伝いをさせてもらうみたい。

て事でこれから

お待ちかねの旅館に。....♡♡



歩いて15分みたいで、わたし達は


ウキウキしながらいった




「ええっ、広い!大きい!綺麗!!」


ここちゃんの歓喜。


上を見上げると


何階まである?ってくらい高くて綺麗なリョカン。


隣には、ジムみたいな大きいビル。


ここでみんなは修行....(?)してるのかな。



入ってみると



「いらっしゃいませ、ようこそ


青聖中のみなさん、マネージャー部の方々ですね?」


着物を着た30代くらいの優しそうなおばさんが、いた



「あ、はいっ!

今日から二泊三日お願いします!」


雷が深々と頭を下げた


それにつられてわたし達も下げた


「ご丁寧にありがとうございます

では、食事のお手伝いをしていただく、ということでー」


「はい、お願いします」



「その前にお部屋に案内しますね

9人なので広々使えると思います」


「えっとー....。

吹奏楽部の女の子1人と、自腹の人は....」


あ、そういえばいたなぁ。


「その方たちは、ご希望で、小さいですがワンルームをとらせて頂いています」


きたきた、追加料金発生のやつ

ま、9人のが気が楽なんだけどね....。



「わかりました!では案内お願いします」


中身も広くて綺麗....。


エレベーターに乗りながら、

おばさんの話を聞いていると


「ここは温泉の名所でもあるんです

ほかのお客様は、今日から二泊三日、いませんので

そこらへんは大丈夫ですよ」


うっそぉ、貸切!?最高やん。


「温泉とかも入れるとか嬉しい♡♡」

雪とポロもご機嫌。


「ここです」



カチャッ


「うわぁぁぁっ!ひろ!」


9つの布団が既にしいてあって。

それに大きい窓。から見える海が綺麗すぎる


「すみません、一つだけ不便な点が....


トイレなのですが、5人以上特別室なので、ついてないんです。

なので、ここから歩いてすぐのトイレを使ってください」


雷は はい とうなづいた


「では、荷物が片付きましたら、

そのタンスに入ってる着物を着て、1階の食事室に来てください

髪も長い方は結んで、お願いしますね


では....」


カチャッ




「わ、本当に広いいいいい!」

「こんな最高級のとこに二泊三日とか最高やん。」

「思い出作りまくろ!」


みんなでわいわい。




楽しみすぎます。



いや、既に楽しんでます....♪