「やっぱりなんか気持ち悪い....」

吐きそうな気分。

なんでだろ。


賢のことがやっぱり離れないよ。




「あ、虹ちゃん〜!!」

「愛、おはよう」


愛が笑顔で駆け寄ってきた


「フラフラしてるけど....やっぱまだ不完全だよね。」

「ううん、大丈ー....」


クラッ

「めまい?やっぱ、まだ休んでた方がいいよっ!保険室の先生探してくる!!

座ってて、」


タタタタタタタッ


やば、いかも



「あれ、虹....。来てたの?大丈夫かよ」


「航....。うん?」


クラッ


ドッ

「おいっ、」

航の肩に手をついてしまった


やば、いかも


気持ち悪いー。


「ごめ、ん....」


「保健室、連れてく

手荒でごめん」

サッ


そこで、航がお姫様だっこ。

いいのに。変な誤解がー....



「吐きそうなら吐いていいから」

タオルを渡してくれた



「ありがとう」




そこから、の記憶は曖昧で


気付いたら、ベッドで寝てた


「んん....」


「あ、起きた!!虹ちゃん〜!!遅くてごめんね!!」

愛が涙目で笑った


「愛....」


「ー....航は?」

「ええっと、あの人なら走ってったよ!雪のこと追いかけてたのかな?

その前に雪とすれ違ったからー....」


もしかして、誤解ー....させたかな。


「雪のメアド分かる?愛」

「うん!!ええっと、これ!」


「ありがとう」


2人をわりたくない




☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜☆

「どこだよ、雪っ....」


電話しても繋がらない着信 雪


「せっかく、伝いあえたのに....」

くっそぅ、という彼の声と


彼女の泣き声が


響きわたった