「あの〜....ここの中学の方ですか?」


「え....あ、はい!」

スキップ気味に歩いてた私に声がかかった



「実は、人を探してて....。野球部って、どこですか?」


わぁ、美人。と思った

高校生かな?

制服がとにかく着こなしてて可愛くて。

足長いし美脚。

顔もふわぁってしたたれ目

ウェーブした髪の毛をポニテしてる


モテる女って感じだ....!


「野球部って、....。あ、私、野球部のマネージャーです!」

「そうだったんですか!良かった....」


声も可愛い....!すごい。



「保護者か何かですか?」

「あ、はい....まぁ、そんな感じですかね?」


「私、先生に提出物があるので少し待っててもらっていいですか?

すぐ戻るので!その後案内します!」


「わざわざありがとうございます」

ぺこっと頭を下げる彼女

礼儀正しいなぁ



そう言って私は走り出した


先生はいなくて、他の先生に渡してもらうことにした



そういえばあの人誰の保護者だろ?

すごい可愛いし、誰かのお姉さんとか?


でも、あんなに美形な人いないし....似てる人もいないような。



「すみません!お待たせしました!」

私が行くと、


「いえいえ。こちらこそすみません!」


あれ。でもこの声どこかで



「あの、保護者ってー....誰のですか?」


「保護者って言うか....彼女?」

「か、彼女!?うちの部員のですか?!」


正直とても驚いた


もしかして小林?こないだ彼女できたとか自慢してきたし....


「あ、ここです グラウンドー」

「!!信君!」


ふぇ....?



ギュウウウウウッ

「お、おい!///咲!!」

抱きついた、彼女。


さっきとは少し違う、フワフワっとした元気な笑顔で笑った


信ーに抱きーつい、た?


「信君!ただいま!!」