「龍っっっ!!!」

「あ、橘〜おひさ あれ、おーぜきも」
イラッ


「ちょっと顔貸して?」

「え、....こわ」


グイッ

「来い早く」



「俺、なんかした?」

イラッ


「あのねっ、

フォークダンス!あんた、嵐と踊ってたんだって!?なにそれ。雷から聞いたの!!意味不明!!!」


私は、もうイライラでキレ気味で


「あ、橘 にのと踊ってただろ

めっちゃ下手くそ〜だよなダンス!笑っちゃった」

イライライライラ


「そんなこと聞いてないんですけど」


「ー....答えられないさっきの質問」

「は....?」


頭をポリポリかきながら、笑う彼


「井野と俺が仲良くしようが

お前や高橋には関係ないだろ

って事だよ」


「龍、お前、まじかよ?」

大関は、信じられないという顔


「俺の彼女だから取るな


とでも?

だったらもっと過保護にしとけよ?」

ふっと笑った


ねぇ、ー....これ、龍なの?



「〜、俺、井野のところ行ってくる」


タタタタタタタタッ

大関は走っていった


「関係ないってなに?


好きなんじゃ、ないの?雷のこと」


「だから橘には関係ないって....。」

ズキッ

なにそれ。


「雷はっ....。」


やばい、ー泣きそ





「龍、お前でもそーゆーの許さねぇよ?」

「〜!?!?」


手を組んで木に寄りかかっていたのは。


「にの....」

二宮っー....


あれ、身長伸びた?


「ーそんなに言うならわかった


合宿、俺、連れてってよ橘」

「〜、合宿でケリをつける、とでも?」



「そうそう。本当の俺

分からせてやるよ」


「龍、カッコつけんなよキモイ」

二宮、相変わらず毒舌



「にのは知ってるからな、大体」

「ん。まぁわかる」

二宮はふっと笑った


「ま、橘頼むわ」



ー結局なにも解決していませんよね?




「はぁっ....どうしよ」


「お前がそんな悩む事じゃねーだろ」

「ー....悩むよ

親友だもん」



「ふーん

ま、龍は ひどい奴 ではないから」


「なんで分かるの?あんな最低なこと言ってたのに」


「親友だから?」




「ふーん」

「なんかもっといい返事返せよ恥ずい」


「〜なんか、キャラちがーう」

「あ゙?」



「あ、あとーさ


合宿 なんだけどね?」


ドクンッドクンッドクンッ


「おう?」


「一緒に行かない?」



ドクンッドクンッドクンッドクンッドクンッドクンッ



「い、一緒にといいますか、そのー

上手い人を連れてくみたいな決まり?で!」

ボソッ
「分かり易ー」

「え?なんか言った?」


「いいよ 行ってやるよ

その代わり 鈴と遥の分も取れよー」

「ええっ、難しいよ!!?でもありがとう〜っっ!!!」


やったぁぁぁぁ!!

お泊り♡♡♡♡♡♡♡






「高橋雷、ねぇ?」







ふぅっ とため息をつく声が1つ聞こえた