「霞さん!!!!」


「〜、来ないでって言ったでしょ!」

いつもいつもこうだ


これじゃ、私、子供みたい。


「....俺、何かしました?」

ズキッ


「そ、それだよ!」

「へ?」


きっと2mくらい後ろにいる錦織


肩が震えてるの、気付かれてないかな....。


「....なんで、私には敬語なの?

しかも、さん 付けだし....。


他人行儀みたい。」


「....分かってなかったんですか?」




「え?」


「....じゃあ、敬語取らせてもらうわ」


ドキッ


「....初めて会った時、なんだこいつ!って思った

頭も良くて勉強出来るし

しまいにマネージャー部で。


俺は、小学校のときは何もできないクソだった


だから、

いま、陸上や委員会でいい成績残してるのは、あなたのおかげだよ」



ドキッ


や、やばい。

敬語じゃないと、ドキドキして


本当に、やばい。



「だから、憎みがうらやましさ に変わった

いつの間にか敬語になってた


この人のおかげで今の俺がいるって....


....。いつの間にか、


恋愛に変わってたけど」


キュウッ


「....ごめん....。」


「それに、恋愛経験ないじゃないですか

霞さん。


だからイキナリこんな、ね....」


「へ?」


グイッ


イキナリ肩を掴まれて


私の首に手が回る 彼の


「わ、ちょっ....///」


顔が私の右横に


「霞、好きだ 」

ドキッィィ



近い近い近い近い近い近い近い近い近い近い近い近い近い近い近い近い近い近い近い近い近い近い近い近い近い近い近い近い近い近い。!?!?!?


バッ

「なんてことしたら、

真っ赤になっちゃうじゃないですか?」


私の背中から離れた錦織が笑う


「〜っっっ....///」


「俺、Sってよく言われますよ


さっきだって、原野に対するヤキモチだったりして....」

「違う!!!バカ!!!!」


「ま、これからもお願いします!

霞、....さん!」


ドキッ


ドキドキトマラナイ



これが、恋愛なんて


認めたくないっっ!!!!