「あの....福井豪さんいますか?」


とゆーことでとやかく福井豪のいるF組の練習ゾーンに来てみました


綱引きの練習中で


確か心ちゃんと笑ちゃんと道がF組のはず。


でも、笑ちゃんはさっき保健室にいたとしても


誰一人知り合いがいない。....



「福井豪?いるよ!


わぁ、めっちゃ足細いね!色白〜」

「あ、ありがとう....?」


少しつり目の身長は愛より大きいくらい

ハチマキを頭に巻いてポニーテール


どっかで見たことあるような....。



「あ、もしかして 糸乃雪ちゃん?


私、早坂晴(はやさかはる)!よろしく!」


ギュッ

手を握られて

あまりのフレンドリー差にびっくり。


「よ、よろしく!」


もしかしてこの子


うちのクラスによく来てる

フレンドリーで有名な女の子....?


「あ、福井ね

福井〜〜〜っっっ!」


「........なんだよ早坂....って、あれ?」


嫌そうに歩いてきた人は福井豪



「呼んだの、私」


なんか久しぶりで気まずい



「....用事?」


「うん。まぁ」



「ごめん早坂 俺サボるから....」


「了解!いってらっしゃい!」


ニコニコ笑う子だなぁ。


「....サンキュー

いくぞ」


「う、うん!」


わぁぁ、なんかこーゆーの良いな


「....喉乾いたから水道場でいいか?」


「うん、いいよ」


な、なんか気まずい....(2回目)



隣を歩いてるだけなのに....。


「それで?話って?」


まだ水道場にはついてないけど

話始めた


「あのね、

好きな人....には、やっぱ

想いを伝えるべきなの?!」


「はぁ??」


想像してたあきれ顔と全く同じで戸惑う


「福井豪なら、なんでも知ってるし分かるかなと....」


「....。」


少しムスーっとしたように目線を逸らして



「その質問は、なんなの?


....俺へのあてつけ?」


私、バカした....。


想いを伝えるべき と思ってるから私に告白してくれたんじゃん!

好きな人=私 って言わせたいみたいじゃん!?


「ち、違うの....その、....」



「........忘れたなら言ってやるって また。」


「え....」



「....一目惚れしたんだよ おまえに」


ドキッ


「....恥ずかしくないの!?///」

「恥ずかしくないわけないだろ」


「ーっ....///」


な、なんなの....。不意打ち



「返事は?」


ドキッ


「....。」


「........俺と付き合うの不安?

それとも、他にいるの?」


ドキッ


「いや、その....っ///」
「....分かり易い」


「....〜っつ///」


だめだ。


航のこと忘れられない


「好きな人が、いて....。


ごめんなさい!!!!」


「おまえバカだろ


自分の事好きな奴に

自分の恋愛相談して


いい返事帰ってくると思ってんのか?」


「う....。」



「....伝えてみれば?

ふられたら俺が相手してやるし


OKしたらしたで....。


応援せざるおえないだろ」


予想外の返事に戸惑う


「え、....。あ、ありがとう!」


「....ん」


「そいつ、に今すぐ伝えたいって顔してるけど」


「そ、そんなに顔に出てるの!?///」


「何部?てかどこにいるの?」

「同じクラス....。バレー部。」



「........あ〜、なるほど


じゃ、部室にでも行ってみ

俺は早坂に怒られるから行くわ」



「あ。ありがとうね!!!」




返事はなかったけど


やっぱ、イイ人だ....。