気の所為....か。


てか、暗すぎるよ....怖い

看護師さんについてきてもらえば良かった....。


カツーンカツーン

ビクッ



な、に....








足音....






カツーン


止まった





「に....じ....?」
「きゃぁぁぁぁぁぁぁ!?!?!?」


「虹、俺だって」


ポンッ


暗闇の中肩を叩かれた


「わ....たる....?」


声的に、そう思った


「....うんそう」

ホッ


「良かった....航もお見舞い??賢の部屋って、どこかな?」


「突き当たりだろ?ここの」


「....あ、....ありがとう!

じゃあ、行こう!」


なんか、違和感


私が言うと


「虹....っ」


グッ


手を掴まれて、


そのまま引かれて

抱きしめられる


「わ、航....??///」


「....ん....」


強い手が私の肩を抱きしめる


「航....ぐ、るじい」


バッ


「ご、ごめん!!」

「ううん....なんか、あった?」



「いや....俺、帰るな」



「え....」

「ごめん」


タタタタタタタタタタッ


走って、暗闇の中に消えていく航


どうしたんだろ....



コスモスの花びらが少し落ちた


ガララッ


「賢....入るね」



カーテンを開けると


シャァァァァッ




「....っ....!?」

バサッ



そこにあるはずの賢の姿はなかった




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さっきのは 本当に



航ー....??