「橘ってさ、にののこと好きなの?」

「え....なんで!?!?///」


「分かり易いね」


にのって単語に反応しすぎた....。


「....私、彼氏いた事ないし、両想いも経験なしですけど

二宮のことは、すごい、イイ人、というか....///」


「好きなんだ」

「....。///」


「がんば」

「あ、ありがとうっっ!!」


イイ人だーこの人もー


「でも、普通にアプローチじゃだめだよ」


「え....」


「例えば....」


チラッと左を向いて

「にのがめっちゃ妬きやすいって知ってた?」



ふわっ


私の長めの束ねてある、

ツインテ





右手でほどいて


「え........。」

ゴムを唇に噛み締めて

左も、同じようにとった




「な、なにやって....」


身長差は10cm以上

彼の長い指が、私の右耳に


右耳に髪の毛をかけた



カァァァァッ
「っ///」


顔が赤くなるのがわかった



少し上を見れば真剣な彼の顔

う、わ、


これは、やばいー....



「好き」


フッ

おでこに、

前髪に


感じたことない感触。


これって....


「おい、遥っ....」


「にの 遅い」

「あ゛....?」


怒り狂ったように上野遥の胸ぐらを掴む


二宮


「おい、橘....だいじょ.....っあ....」


「....っつーーー....///」



「橘....」

「み、見ないでっ....///」

タタタタタタタタタタタタタタ



走ったとにかく


おでこ、だけど


あれは、kiss

キス


きす

KisS



「さいっあく....//////」


顔が赤くなるのが、トマラナイ



どうしよう。

頭に上野遥の顔しか浮かばない