「....っ....」

ジリジリせまってくる、男


こいつが、道をやった犯人

最低な先輩



「ああ、1つ言っとくけど


お前ら殺しはしねーよ 我慢してれば少し血出して終わりだよ」


ゾクッ


「じゃあまず、高橋雷から行くか」


カッターナイフを振り上げた



「やめてっっっっ!!!!!!」

ドンッ


目をつぶった私の前にポロが飛び出る


「ポロっっ!!!!!」


シャァァァッ

「おいおい、ここで友情発揮かよ」


「ポロっっ!?!?」


「い゙っ....」

左腕を抑えて倒れるポロ


抑えてる指の間からはみ出す赤い液体


「ま、どっちでもいいや」

ポロの赤い液体が飛び散ってるカッターナイフで私に向かう



「....い....いやぁぁぁぁぁっ」




カシャッ

「門倉学 御曹司でおぼっちゃまのお前がこんなことしてていいのかよ」

ケータイのカメラを構えて笑う彼は....


「な....っ」

ガンッ


一瞬のスキをついてカッターナイフを蹴り飛ばす彼は....



「龍っ....?」



「高橋、お待たせ

山崎の止血よろしく」

優しい笑顔が私の胸にささる


「門倉学....噂はいっぱいあった

陸上部のマネージャーによると

御曹司でおぼっちゃま。マネージャー部に恨みがあるらしいじゃん」


グッ

門倉学の拳が握られる


「野球部のマネージャーによると、

部活サボりまくりのダメダメ野郎

それに藤田道のファーストキスとったらしいじゃん」


やっぱり....道の!!!



「マネージャー部になんの恨みがあるかしんねーけど

女に怪我させて最っ低だな

お前みたいな卑怯な奴まじでムカつくんだよ」


「おまえ....言わせておけばっっ」


「龍っっ!!!」

龍に殴りかかる門倉学


「だてに、部活毎日出てるんで

あんたと違って....ね」



スッと殴りかかるのを交わしたかと思えば。

足を出して


門倉学をつまづかせた


なんかー....すごい 動きが綺麗なんだけど



ザザザザザザ

転ぶ門倉学

「いって........」

スッ
「弱いからって こーんな凶器に頼んなよ??」

さっき蹴り飛ばしたカッターナイフを首元にあてて笑う龍


「あ゙....っ....」

すると門倉学は気絶してしまった