ガララッ

「....最っ悪 なんなの」


私は、きれてた


職員室の扉を思いっきりしめた


ガンッ


「おまえ、怒ると態度変わるな!うける!」

「怒って態度変わらない人いないでしょ!?!?」

隣でノーテンキに笑う市原



「愛〜、さすがにこれおかしいよね....!」


「おかしいにもほどがある!!」

反対側で虹ちゃん言う


「つか、豪くんどこ言ったんだよ....

たけと高橋もまだだし....」


菊池はしゃがみこんではぁーっと言う



私達4人は、補導?されました。


ーさかのぼること 20分前ー


「な、なんで雪が、抱きしめられて....」


ポンッ

「ちょっと、シーッって言ったのはあんたでしょ!市原」


「俺、ココ」


「....部活サボってのぞき?」


後ろから肩を叩かれたのは、先生 らしき人


「あは☆てか、仕事してたんですけど」


私が笑い混じりにいうと


「職員室に来て

マネージャー部の橘と卓球部の市原ね」


「仕事してたっていってんだろ?」

市原がキレて先生にいうと


グイッ


「来なさい」


市原のジャージの襟元を掴んで引っ張る先生

「ちょっ、市原!!?やめて!」


「あなたも来なさい」


「っつー....」


なんなの、この先生

女の癖に、市原がふりほどけないくらい強く掴んでる

見たこと無い先生だし


なんで私達の名前知ってるわけ?

1年の先生にさえ、しっかり名前覚えられてないのに


しぶしぶ私が後をついてくと


「あ、愛!!」

「あれ、市原....?」


「虹ちゃん!きっくー!」

私の言葉に


「あなたたちもサボって?」

「ち、違います!虹ちゃん達は、探しにー....」

「口答えしないで!!早くあなたたちも来なさい」


ビクッ

大きい怒鳴り声についビビってしまった


な、なんなのこのババア....

コソッ
「愛....誰?この先生....見たことないよ」

「私もわかんない....けど....。あ、そーいえば福井と雪!」


「入って」

ガララッ


職員室に連れ込まれた


「え....?」

なんで、誰もいないの?

「ほかの先生方は出張みたいね」


は....?おかしい。


「いってーな、いい加減離せよババアっ!!!」

市原がまたもやキレる


「まぁ、今日はいいわ

出ていきなさい あと、糸乃と福井....」


「え?雪たちどこにいるか知ってるの?」

虹ちゃんの質問に


「なんでもないわ 出ていきなさい」


ーそして、今ー


「あのババアおかしすぎる。それに、職員室の前で見た雪たちいないし....雷は?」


「なんか、嫌な予感すんの俺だけかな」

きっくーの言葉に背筋がゾッとする


「....雷、雪!」