ーーーコンクール、前日ーーー





「それじゃ、合わせてみよ!ポロ、いい?」

「大丈夫だよ!!」


愛ちゃんのアイズにうなづく



練習の成果を、見せるとき。




指揮者なんて、出来ないと思ってたけど....


この部員たちと心をひとつにしたい....!



「ワン、ツー、はい!!」


フワァァッ




目の前で、音楽を奏でる部員たちは、本当に一週間の部員たちか


そう思えるくらい、の変わりよう



ドアの前で、どーだ!と親指をたてている6人。




涙目になってしまう



音楽が止まると同時に

「み゛んなぁ、ありがとう゛....!!!」


溢れ出す感謝の言葉と、涙。



「ポロ〜!指揮めっちゃ上達したやん!」

「明日はついに本番だねぇ、これなら金賞いけるよ!!!」


「ま、マネージャー!」


1人、声を出す部員の女の子



「....ありがとうございます!


私達をまとめてくださって。こんなに、指揮を覚えてくださって....。」



「これが、マネージャーとして

当たり前の仕事だからね!」


「当たり前にしちゃあ、大変だったけどねぇ」


「霞ちゃん!そこはいいのー!」




Tomorrow in コンクール。