「もしかしたら…!!あたしのこと覚えてるかもしれない」
 
 「もー瑠華ってーば。苗字も覚えてないんでしょ?探すこともできないでしょ」

 「わかってるよ。でも、どーしても忘れられない」
 
 「はぁー…。一途すぎだよー。いいことなんだけどねっ」

 亜希はため息をついた後そう言って笑ってくれた。