「また明日」


 でも輝希は、ちゃんとあたしの質問に答えてくれた。

 少し不思議に思ってた。

 「女はあんまり好きじゃないから」

 「あたしも一応女だよ?」

 「お前は別」

 …えーと、それはもはやあたしは女の子として見られてないと…。

 「お前も俺の質問に答えろよ」

 「あ、うん」

 忘れてたよ。質問されてたこと。

 「あたしね、好きな人いるの。8年前の保育園の年長さんの時によく一緒にいた子なんだけどね、その人のことがまだ好きなんだ。でもね、急に引っ越して行っちゃってその頃のあたしも小さかったらか苗字も覚えてないんだ」

 意外にも輝希は真剣な顔をして話を聞いてくれてる。バカにしないのかな。

 「でも下の名前は覚えてて、その子輝希くんって言うんだ。だから、もしかして…って思って」

 「へぇー」