「明日なんてこなきゃいいのにね」


ロイは国の人とは違うことを言うのね。
みんな私の誕生日を楽しみにしてくれいるのに。早くその日が来ないかって待ち望んでいるのに。






「こんなに楽しみにしている人がいるのに逃げられるわけないよ」

窓から見える街は活気あふれている。この国の人だけじゃない、外国の人もたくさん訪れるお祝いだもの。

私の誕生日の話をするだけで みんな楽しそうに笑ってくれる。