「今日、また抜け出して怒られたでしょう?」

「…っ!ど、どうして知ってるの!」





どこに目があるのか耳があるのか。
彼は沢山の事を知っている。
私に関しては必要のない情報ばかり








「信じてもらえない月と太陽の話を子供にしていたんでしょう??姫様のことだから絶対そうだよね、」




ククっと笑う彼に失望した。







少し…じゃない。かなり傷ついた。



彼なら信じてくれると思っていたから。でもそんなことない。



今だって ほら、小馬鹿にして笑ってる。