何度でもキミに初恋を

文化祭を明後日に控え、なんだかクラスのやつらも浮かれている。


午後からの授業は、文化祭の準備に当てられ、衣装係の女の子たちは、メイドと執事の衣装を手直ししていた。


『ねぇ、剣人くん、衣装合わせしたいんだけど、ちょっといいかな』


衣装係の子が、俺に執事の衣装を手渡す。


はぁ…

俺は心の中で盛大なため息をつく。



執事の格好なんて絶対にするか。


そう思っていたのに、クラスで担当を決めるとき、俺の名前はすでに『執事』の欄に書かれていた。

クラスのやつらが盛り上がっているのを見て、俺は抵抗するのを諦めた。



白いシャツにベスト、それにネクタイという執事スタイルに着替えると、女の子たちにパチパチパチと拍手された。



なんの拍手なんだよ…