何度でもキミに初恋を

ニヤリと笑った殿方の顔を見て、




『あ、あぅ、あぅ、あぅぅ、あ、』


金魚みたいに口をパクパクさせた私を、



殿方…じゃなく、そいつ、
成瀬剣人は、



『ひゃーはっはっはっはっ、すずバッカじゃねー』



涙が出るほど、お腹を抱えて笑っていたのである。