何度でもキミに初恋を

『あ、あ、あ、ありがとうございますっ!』

そうだ、お礼!

ガバッと殿様にひれ伏すかのようなお辞儀した私に、


『でも…』





声をかけてきた殿方の声色が少し変わったような気がして、顔を上げようとした時、



『そばよりうどんの方が好きだよな。
すずは。』