何度でもキミに初恋を

『次、文化祭実行委員、決めるぞー』



ホームルームの時間、クラスでこの一年間の委員を決めていた。


今年は文化祭実行委員しようかな…。


去年の文化祭はとっても楽しかった。
あの非日常の二日間を思い出すと、ワクワクしてくる。


少し離れた席の綾ちゃんにジェスチャーで『一緒に手をあげよう』と伝えたけど、
少し眉をあげて、口パクで『や・だ』と返されてしまった…。

文化祭実行委員は大変な委員なので、毎年やりたがる人がいなくて、最後にはくじ引きになる。

『はい、じゃーやりたい人、手ぇあげて』
担任の青木先生もやる気がない。

『はーい』
と、私が手をあげた時、なんと、
綾ちゃんを除く、クラス全員の女子が一斉に手をあげた。



『…えっ…?』


青木先生もポカンとしている。



結局、今年の文化祭実行委員はくじ引きで決められた。
いつもとは違う意味で。


『くじにマークが書いてあった人、挙手な』


青木先生の言葉にガサガサとみんなが紙を開く。


私のくじには…

『せんせー!!私、当たったー!』

私は青木先生の文字で『やったネ!!』と書かれたくじをみんなに見せる。

私、昔からくじ運だけはいいのよね。