何度でもキミに初恋を

私は三角座りをして、膝に乗せたクッションに顔をうずめた。


隣では暁人兄ちゃんが、静かに私を見ている。


『落ち着いた?』


優しい声にこくりと頷く。


私の部屋で、私は暁人兄ちゃんに話を聞いてもらった。



うまく説明できたかわからない。
話ながら、気持ちがぐちゃぐちゃになって、何度も泣いてしまった。



『それで…すずちゃんは剣人に嫌われたと思ってるの?』


暁人兄ちゃんの言葉に、私は何度も頷く。


『どうして嫌われちゃったのか、わからないの。私、何かしたのかな。それもわからないの。ただ剣人に嫌われちゃったの。だから、話してくれないの。』