SHIZUKU ~ 透明な朝露に抱かれて ~

『正道、泣いているの?どうしたの?』



『しずく、俺は、君を救えているんだね。』



君は大きく頷く。

そして、俺に近寄り、俺を抱きしめる。




『正道のたくさんくれた言葉、覚えているよ。

私が悩んでいる時、いつでも正道は、私を救ってくれた。』



君は、泣きじゃくる俺を、母親の様に優しく抱きしめ、軽くポンポンと叩く。



『私は、もう倒れなくなったよ。

正道のお陰だよ。』



俺は涙を拭いた。

そして君を見る。

君は穏やかに微笑んでいる。