SHIZUKU ~ 透明な朝露に抱かれて ~

病院に着いた。


病院ではすぐに対応してくれ、君は点滴を打たれ、薬を飲んだ。







『落ち着いたか?』



俺の問いに、君は軽く頷く。





『大丈夫。』



『そうか、良かった。』




君は小さく微笑む。


か弱い、・・・笑み。





『苦しんでいる人や物や神様を救うにはどうしたらいいか分からないの。』




『しずくは、自分にできる限りの事をすればいいんじゃないか?

1人でみんなを救うなんてできやしないよ。

しずくみたいな人を救うために病院があるようにさ。

それぞれの役目ってものがあって、しずくが今するべき事は、病気を治す事だと、俺は思う。』





『・・・・・・でも・・・・・・。』




『しずくが笑っていれば、少なくとも、俺は救われるよ。』




俺がそう言うと、君の表情は和らいだ。