ハンナの足跡

「…すぐ良くなればいいけどな。あんまり無理させんなよ。」
「うん。もちろんよ。」
「朋子も早く寝ろよ。お前が一番疲れてるような気がするから。」
「そうやって、気に掛けてくれるだけで、何でも頑張れるってもんよ。あんたが居れば、あたしは大丈夫。」
 朋子は僕の腕をぎゅっと握って、頬を寄せた。僕は、朋子を優しく抱き返した。