「空ー、その大地くんって3号とどこが違うの?」 店員さんが下がってからすぐに聞いてきた音色。 「んー、あんま分かんない。あ、でも、感情は3号より少ないなぁ。」 「感情?大翔でも感情はあるよ?」 「ううん、なんかね、違うの。」 「え?」 「4号は主人が感情を教えることが出来るんだって」 そう。さっき、ざっとしか読まなかった説明書。 目に止まったって訳でもないんだけど、なんか、『楽しい』とか『悲しい』とかっていう感情を教えることが出来るんだって。 ………って言うことを一通り音色に話した。