「稲葉、なにしてるの? いつまでお客様待たせる気?」 がちゃっと扉が開いて、 鋭い目をした工藤さんが 顔を見せました。 「すみません……。 まだ終わってなくて………」 「できないならできないで だれかにやってもらうとか 臨機応変に対応しなさい! こんなに簡単な包装でお客様を 5分以上待たせるなんて論外!」 工藤さんの押し殺したような声を 聞いていると冷や汗が浮かび、 焦りでまたもや包装紙に皺を つけてしまいました。 「あ……………」