とりあえず。




『とにかくこいよ。“テラス”にいるから』


ブツッ



切られました。


一体全体、あいつはどこまで
勝手なのでしょうか。

怒りで頬が紅潮しているのがわかります。


いつもいつも自分の気分だけ。

わたしの都合なんてちっとも気にしない。


今日だけは行きたくない!



半分意地で地下鉄に続く階段を
降り始めましたが…………


意思とは反して踵を返すわたしのからだ。


そんな自分に失望しながら
階段を上り始めます。



わたしは彼には逆らえない。